コロナ禍で加速したデジタルトランスフォーメーションの波に乗り、学び舎withYでもデジタル化を進めています。
デジタルとアナログのベターバランスを探って新たに開発した中学生コースについてご紹介します。
コース内容の前に、前提となるコンセプトから触れていきますね。
学び舎withYの最終的なゴールは関わった人が幸せになることです。
勉強しに来てくれる塾生、そのご家族、そして私。3者が幸せになることを目的としています。
勉強は目的達成のための手段でしかありません。
「勉強」という手段を使って「将来の幸せ」という目的の達成を目指します。
下記で表した過程を経ることで将来の幸せに近づけるという考えです。
コンセプト1.自律 × 自立
勉強は誰のためにするのか。
自分のためです。
「今日はこれをやる」「〇分やる」と決めた自分との約束を守れるようになってほしい、弱い自分の心に打ち勝ってほしい、そう思います。
サボりたい気持ちに負けない
自分で決めたことをやり切る
それが自律です。
自律と合わせて大事なのが自立。
「だれにも頼らずに行動する」のが自立ではありません。
「ここまでは自分でできる」
「だけどこれはできない」
「だから手伝ってほしい」
と自分を知り、必要なサポートを求められること
それが学び舎withYの考える自立です。
与えられた課題を指示されたとおりにこなすだけではなく、日々考え、自分と向き合うことで自立に近づくことができます。
コンセプト2.自信の“タネ”が育つ
自律×自立=自信の “タネ”
「自分で定めた目標を達成するために行動できた」
「自分でできないことは『助けて』『手伝って』と言えた」
という経験は成功体験になります。
自信そのものは出たり消えたりするものですが、過去の成功体験が “タネ” となり、うまくいかないときに「前のようにすればいいんだ」「私ならできる」と新たな自信が芽生えます。
そうすれば、困難を乗り越えるためのよりよい行動を選択できるのです。
コンセプト3.簡単に折れないしなやかな強さ
他者と比べて「あの人よりオレの方ができる」というのは自信ではなく過信。
過信は更にできる人が現れると簡単に打ち砕かれます。
タネから立派そうな木に育ったのに、強い風や雨に立ち向かおうとしてポッキリ折れてしまうようなもの。
でも、柳のように風を受け流すことができれば簡単には折れません。
他者との比較ではなく「あのときよりできるようになったな」「それは逃げたい自分に負けないで頑張ったからだ」というように過去の自分と比較してほしい。
過信の“タネ”ではなく自信の“タネ”から伸びた強さはしなやかな強さになります。
幹の太さや堅さを求めるばかりでなく、困難に柔軟に対応できる力と態度を身につけてほしいというのが願いです。
コンセプト4.変化の激しい時代を生き抜く力
世の中には3種類の人間がいると聞いたことがあります。
「変化を起こす人」「変化に対応する人」「変化に取り残される人」の3種類です。
情報にあふれ、目まぐるしいスピードで変化していく現代。
もはや大企業に勤めているから安心ではありませんし、コロナ禍でテレワークが広まったように働き方や生き方だって変わっていきます。
安定した場に立っているつもりが、周囲の状況が変わることで途端に不安定になることも。
何を信じていいかわからない時代に唯一信じられるのは、自分が歩んできた道のりではないでしょうか。
今の自分は過去の経験の積み重ねです。言い方を変えれば、経験したものからしか未来は創られません。
自信とは自らを信じる力のこと。
自律的かつ自立的な学習を通じて身につけたしなやかな強さで「変化を起こす人」「変化に対応する人」になり、明るい未来を切り開く人材になるのを願っています。
学び舎withYは365日、塾生を応援します!
上に書いたコンセプトを実現するために、学び舎withYでは365日子どもの頑張りを見守ることができるシステムを開発しました。
例えば中3生が平日3時間、土日4時間勉強するとしましょう。
そうすれば1週間に23時間=1380分になります。
withYに来て110分ずつ週2回過ごすとしたら1週間に220分。
ということは1380分-220分=1160分が自学自習の時間です。
これまでは、この1160分がブラックボックスになっていました。
「家で何を勉強しているかわからない」「『勉強している』とは言うけどホントにやってるの?」と気になっても家での様子を把握できません。
ですが、複数のICTツールを活用することで家庭学習の状況まで見えるようになりました。
通塾時に「昨日は何やったの?」「どれくらいの時間?」などの確認をする必要が無くなり、「計画どおり進めてるね」「教科のバランスが崩れているけど、原因は?」のように一歩踏み込んだコミュニケーションを取ることができます。
もちろん、はじめは塾長による「他者管理」が必要です。
いくら便利なICTツールがあってもログインや入力が定着するのは難しいもの。
意義や必要性を根気強く伝え、励ますといったアナログな働きかけが欠かせません。
でも、このシステムで学習するうちに「自己管理」ができるようになります。
まずは自律を目指して、できるところから始めていけばいいと思います。
具体的には下記のサイクルを回していきます。
① 目標設定(入塾時~1年ごと)
② 週間面談(週1回)学習範囲確認
③ 通塾 or オンライン自習室 or 映像授業
④ 学習記録
流れ1.目標設定(入塾時~1年ごと)
まずは現状の把握から。
カウンセリングを通じて生徒の得意不得意、要望、夢に合った進路を選定し、目標点数を定めます。
そして、1年後になりたい姿から逆算した年間の大まかな学習計画を提案。
予習がいいのか復習がいいのか見きわめ、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの学習カリキュラムです。
流れ2.週間面談(週1回)
1週間ごとの面談を大切にしています。
良かったことや頑張れなかったこと、学習記録などの振り返りによって現在地を確認するのがねらいです。
振り返りができたら定期テストまでの日数と進行状況を考慮し、毎日何時間、何の教材をどのように学習するかという週間の学習プランを立案。
日々の悩みや学校生活、勉強時間の確保方法など様々な相談に乗りながら一緒に成績を上げるための作戦会議です。
流れ3.通塾 or オンライン自習室 or 映像授業 で学習
塾に来たら好きな座席で勉強しましょう。
通塾しない日は全国100以上の塾が参加しているオンライン自習室みんがくで勉強。
管理人さんが見守りと励ましをしてくれます。
各単元の基本や重要事項などのインプットが得意な eboard、問題演習に適した教材 aim@ や
すき間時間で英単語の記憶定着ができるMonoxerといったICT教材が塾でも家でも使い放題。
学校ワークやプリントなど学校教材との併用で実力をアップします。
流れ4.学習記録・振り返り(毎日)
学習したら自分で時間と内容を学習応援アプリに記録。
日々の頑張りがカタチになって見えるのでモチベーションアップ!
また、教科の偏りや学習時間などを確認して学習プランを見直すヒントにすることで自己管理を目指します。
まとめ
上記の流れの中で、小さな変化も見逃したくないなーと思っています。
勉強する日が増えたね、宿題以外にも勉強できたね、家でも途中計算書くようになったね、ちょっと身が入っていないかな?など。
頑張る気持ち、頑張ろうとする気持ち、それらをたくさん褒めたいんです。
学習状況を保護者と共有することでご家庭でも褒めてもらいたいんです。
頑張れない気持ちを受け止めて、どうすれば頑張れるか一緒に考えたいんです。
家族や学校の先生、それ以外の大人に「見てもらってる」という安心感は、きっと心の支えになります。
一人でも多くの子とご家族を応援できたら幸いです。